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私は大学に入って遊ぼうとは思ってない
大学でやりたいことはいっぱいある
勉強もして、運動もして、バイトでためたお金で留学もしたい
「あんなに家を離れたがっていたのになんで残ることにしたの?」
と友達によく聞かれるけれど
私はこれが最後の親孝行と思ってる
年をとって思うようにならなくなっても、母は私の手を借りようとする人間ではない。
父は自由な人だから、あてになるはずもなく
子供だけを頼りとする母の傍に、私も姉も居なくなってしまったら
寂しい思いをするのは目に見えている
ふと考えるのは
「母の人生は、幸せだったのかな?」
ってこと。
中学に入学したころだった
母と父の口論が絶えなくなったのは。
もう昔のように家族で出かけることも、旅行に行くことも
四人そろって食卓につくことも、もう今はない
自分でも割り切ってるはずだった
時が経つとはこういうものなんだと
幸せな時間が一時でもあっただけで、よかったのだと
でも
「あなたたちが子供だったから我慢してただけ」
そう母の口から聞いたとき
もう何も分からなくなった
「実家が許してくれれば実家に帰っていた」
「離婚して生きていけるのならとっくにしている」
と言い放つ母に何も言葉は出なかった
母の人生は幸せだったんだろうか
私は母に、本当によく似ていると思う
鼻や脚の形、目
人の感情に敏感なところ
意地っ張りで頑固なところ
そして
寂しがりやなのに強がりなところ
だから、私にはわかる
「東京に行ってもいいのよ」と
簡単には言うけれど
独りになったら母は、布団にうずくまって一人で泣くのだろう
現に何度も見てきたから。
東京に行きたい。
親元を離れて自分が独りでどれだけやれるのかを
試してみたいと思った
日本各地から多くの人が集まる大学にいって
たくさんの人に触れてみたいと思った
だけど私が最終的にこの場を選んだのは
絶対絶対言わないけど・・・
母のためでもある
というか、私自身が後悔しないためなのかもしれないけど
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